蛇口の水漏れ修理方法 | 単水栓・2バルブ混合水栓
投稿日:2023.05.21
単水栓・2バルブ混合水栓の水漏れは「どこから漏れているか」を確認しましょう
昔からあるハンドル式の蛇口から、
「蛇口を閉めても先端からポタポタ水が落ちる」
「ハンドルの根元から水が漏れてくる」
「以前より強く締めないと水が止まらなくなった」
といった症状が出ることがあります。
単水栓や2バルブ混合水栓は比較的シンプルな構造なので、コマパッキンなどの部品交換で直せることもあります。
しかし、「蛇口からポタポタ漏れる=コマパッキンだけ交換すれば直る」とは限りません。
実際の修理現場では、コマパッキンだけでなくスピンドルが摩耗していたり、一部が欠けてガタついていたり、蛇口本体側まで傷んでいたりすることがあります。
まずは蛇口を分解する前に、どこから・どんなときに水が漏れているのかを確認してみましょう。
単水栓と2バルブ混合水栓とは?
単水栓は、一つのハンドルを回して水を出したり止めたりするシンプルな蛇口です。
屋外や洗濯機まわりなどでもよく使われています。
2バルブ混合水栓は、水とお湯それぞれのハンドルがあり、2つを回して水量や温度を調節します。
キッチン、浴室、洗面台などで現在も使用されているご家庭があります。
これらの蛇口では、ハンドルを回すと内部のスピンドルが上下し、その下にあるコマパッキンなどによって水を出したり止めたりする仕組みが使われています。
そのため、長年使用しているとコマパッキンだけでなく、スピンドルなどの部品も摩耗していきます。
蛇口の先端からポタポタ水漏れする
ハンドルを閉めているのに蛇口の先端からポタポタ水が落ち続ける場合、まず考えられるのがコマパッキンなどの劣化です。
コマパッキンは蛇口内部で水を止めるための部品です。
長期間使用するとゴム部分が摩耗・劣化し、しっかり水を止められなくなることがあります。
比較的新しく、ほかの部品に問題がなければ、コマパッキンを交換するだけで水漏れが直ることもあります。
コマパッキンを交換しても直らないことがあります
ここは、私たちが実際の修理現場でよく確認するポイントです。
蛇口の先端から水漏れしているからといって、原因がコマパッキンだけとは限りません。
長年使用した蛇口では、スピンドルが摩耗していたり、一部が欠けてガタガタになっていたりすることがあります。
さらに、蛇口本体側の内部にも傷みがあり、溝などが欠けていることもあります。
このような状態でコマパッキンだけを新品にすると、一旦は水漏れが止まることがあります。
ところが、スピンドルや本体側の傷みは残っているため、しばらくすると再びポタポタ漏れ始めるケースがあります。
そのため私たちは古い蛇口を修理するとき、コマパッキンだけを見るのではなく、スピンドルや蛇口本体側の状態も一緒に確認します。
「自分でコマパッキンを交換したのに水漏れが直らない」
「交換した直後は止まったのに、また漏れ始めた」
という場合も、交換方法が間違っているとは限りません。
ほかの部品や蛇口本体側が傷んでいる可能性も考えてみましょう。
ハンドルの根元から水漏れする
ハンドルを回して水を出したときに、ハンドルの根元から水がにじんでくることがあります。
この場合は、スピンドル周辺のパッキンなどが劣化している可能性があります。
蛇口先端からのポタポタと違って、「蛇口を使っているときだけ漏れる」場合があるのも特徴です。
水漏れ箇所を確認するときには、
「蛇口を閉めていても漏れるのか」
「水を出したときだけ漏れるのか」
も見ておくと、原因を判断する手掛かりになります。
パイプの付け根から水漏れする
蛇口本体と吐水パイプの接続部分から水が漏れることもあります。
この場合は、接続部分に使用されているパッキンなどの劣化が考えられます。
特にパイプを左右へ動かすことが多いキッチンなどでは、長期間使用することで接続部分が傷んでくることがあります。
蛇口先端のポタポタとは原因となる部品が違うため、漏れている場所をよく確認することが大切です。
壁との取り付け部分から水漏れする場合
壁付タイプの蛇口では、蛇口と壁との取り付け部分から水が漏れることがあります。
この場合はコマパッキンとは別の原因を考える必要があります。
接続部分のシールテープや取り付け状態などが関係していることもあれば、給水・給湯側の接続部分に問題があることもあります。
壁側から水が漏れているように見える場合は、無理に蛇口を取り外さず、専門業者へ相談することをおすすめします。
コマパッキンは自分で交換できる?
単水栓や2バルブ混合水栓は、蛇口の中でも比較的構造が分かりやすいため、原因がコマパッキンであれば自分で交換できる場合があります。
ただし、作業を始める前に必ず止水してください。
また、古い蛇口では部品が固着していることがあります。
力任せに回して別の部品を破損させてしまうと、簡単なパッキン交換では済まなくなることもあります。
不安がある場合は無理に分解しないことも大切です。
コマパッキン交換の基本的な流れ
まず、水道メーター付近の元栓や蛇口につながる止水栓を閉め、水が出ないことを確認します。
次にハンドルやナットなどを取り外し、内部のスピンドルやコマパッキンを確認します。
コマパッキンが摩耗していれば、蛇口に適合する新しい部品へ交換します。
その際、コマパッキンだけでなくスピンドルに摩耗・欠け・大きなガタつきがないかも確認してください。
部品を元通りに組み付けたら止水栓や元栓をゆっくり開け、水漏れが止まったかを確認します。
使用する部品の種類やサイズは蛇口によって異なるため、交換前に適合する部品を確認することも重要です。
実際にはコマパッキンとスピンドルの両方を交換することもあります
実際の修理現場では、コマパッキンだけでなくスピンドルまで傷んでいるケースがあります。
廿日市市で対応したキッチンの蛇口では、パッキンが摩耗しているだけでなく、長年強く締めて使用していたことでスピンドルにも傷みが見られました。
このような場合はコマパッキンだけで済ませず、状態を確認したうえでスピンドルも交換します。
古い蛇口でもパッキン交換で直せる場合があります
使用年数が長いからといって、必ず蛇口本体を交換しなければならないわけではありません。
実際に呉市で対応した浴室の蛇口では、約30年使用されていましたが、状態を確認したうえでパッキン交換による修理を行っています。
大切なのは、「何年使ったか」だけではなく「蛇口が現在どのような状態なのか」です。
DIYでの修理をおすすめしないケース
次のような場合は、無理に自分で修理せず専門業者への相談をおすすめします。
- 部品が固着して外れない
- 蛇口本体に腐食がある
- スピンドルが大きく摩耗・欠損している
- コマパッキンを交換しても水漏れが止まらない
- 一度直ったのに短期間で再発した
- 壁との取り付け部分から漏れている
- どの部品を交換すればよいか分からない
特に古い蛇口では、部品を外そうとして力をかけたことで別の箇所が破損することがあります。
DIYは「できるかどうか」だけではなく、蛇口全体の状態を見て判断することが大切です。
部品修理と蛇口交換、どちらがいい?
水漏れしたからといって、最初から蛇口を交換する必要はありません。
コマパッキンなど一部の消耗部品だけが傷んでいて、本体やスピンドルの状態が良ければ、部品交換で十分対応できる場合があります。
一方で、
- スピンドルが摩耗・欠損している
- 本体内部まで傷んでいる
- 強く締めないと水が止まらない
- 複数箇所に劣化が見られる
- 部品交換しても水漏れを繰り返す
- 使用年数が長く、今後ほかの箇所の故障も考えられる
といった場合は、蛇口本体の交換も選択肢になります。
「強く締めれば止まる」は蛇口が傷んでいるサインかもしれません
ポタポタ水漏れするようになると、ついハンドルを以前より強く締めてしまいがちです。
しかし、強く締め続けることでスピンドルや内部の部品にさらに負担をかけてしまうことがあります。
「最近ハンドルを強く締めないと止まらない」
という状態なら、単にパッキンだけが傷んでいるのではない可能性もあります。
無理に締め続けるより、一度内部の状態を確認した方がよいでしょう。
部品修理ではなく蛇口交換を選ぶこともあります
実際に長年使用した2ハンドル水栓で、内部の傷みが進み、強く締めないと水が止まらなくなっていたケースもあります。
このような場合でも「古いから交換」と一方的に決めるのではなく、部品修理ができるのか、本体を交換した方がよいのかを確認します。
修理と交換それぞれの方法を比較し、お客様と相談したうえで本体交換を選択することもあります。
シングルレバー混合水栓の水漏れは構造が違います
キッチンや洗面台などでよく使われている、1本のレバーで水量や温度を調節するシングルレバー混合水栓は、今回紹介した単水栓・2バルブ混合水栓とは内部構造が異なります。
シングルレバー混合水栓では、バルブカートリッジなどが水漏れの原因になることがあります。
シングルレバータイプはこちらの記事をご覧ください。
蛇口の種類が分からない場合はこちら
「自宅の蛇口がどのタイプか分からない」
「蛇口のどこから漏れているのか判断できない」
という場合は、先に蛇口水漏れの総合記事をご覧ください。
吐水口、ハンドルやレバーの根元、本体、取り付け部分、シャワーホースなど、水漏れしている場所から原因を確認する方法をまとめています。
「蛇口の水漏れ原因と直し方 | ポタポタ水漏れするときの対処方法を解説」
家のほかの場所でも水漏れしている場合は
水漏れは蛇口だけでなく、シンク下、洗面台、トイレ、給水管・給湯管などでも発生します。
「どこから水漏れしているのか分からない」という場合は、「家の水漏れはどこから?場所別の原因と対処法を現役水道屋が解説」から確認してみてください。
広島で単水栓・2バルブ混合水栓の水漏れにお困りの方へ
水道修理ネクストでは、キッチン・浴室・洗面台・洗濯機まわり・屋外など、さまざまな蛇口の水漏れ修理や交換に対応しています。
私たちが大切にしているのは、「水漏れしたから交換」「ポタポタするからパッキン交換」と最初から決めつけないことです。
まず水漏れしている場所を確認し、コマパッキン、スピンドル、蛇口本体などの状態を見たうえで、部品修理で対応できるのか、本体交換を検討した方がよいのかを判断します。
蛇口の水漏れでお困りの場合は、水道修理ネクストへご相談ください。
まとめ|コマパッキンだけでなく蛇口全体の状態を見ることが大切です
単水栓や2バルブ混合水栓の水漏れでは、コマパッキンの劣化が原因となっていることがあります。
しかし、長年使用した蛇口ではスピンドルが摩耗・欠損していたり、蛇口本体側まで傷んでいたりすることがあります。
その状態でコマパッキンだけ交換すると、一旦水漏れが止まっても、再び漏れ始めることがあります。
だからこそ、
「どこから漏れているのか」
「コマパッキン以外の部品は傷んでいないか」
「部品修理で今後も安心して使えるのか」
まで確認することが大切です。
自分でコマパッキンを交換しても水漏れが直らない場合も、作業方法だけが原因とは限りません。
何度も部品交換を繰り返す前に、スピンドルや蛇口本体側まで含めて状態を確認してみましょう。
蛇口交換や水漏れなど水道トラブルや水まわりの修理、
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