水漏れ・トイレつまりで慌てない!現役水道屋が教える応急処置
投稿日:2026.07.01
突然の水漏れやトイレのつまりは、ある日何の前触れもなく起こります。焦ってしまうのは当然ですが、その『焦り』が被害を大きくしてしまうことも少なくありません。今回は、実際の現場で経験した事例を交えながら、まず最初にやるべきことと、やってはいけないことをご紹介します。
【実際にあった事例】オート洗浄で汚水が溢れてしまった
以前お伺いしたお宅では、トイレが詰まり便器の水位が縁いっぱいまで上がっていました。幸い一度目は溢れませんでしたが、そのトイレにはオート洗浄機能が付いていました。お客様が様子を見ている間にセンサーが反応し、自動でもう一度洗浄され、便器から汚水が溢れてしまいました。ウォシュレットのコンセントを抜いてオート洗浄を停止していれば、防げた可能性が高い事例でした。
やってはいけない① 何度も水を流す
『もう一回流せば流れるかも』と思ってレバーを何度も操作する方は少なくありません。しかし一般的な便器は、一度だけなら縁近くで止まるよう設計されています。続けて流すことで水量が増え、本当に便器から溢れてしまいます。まずはレバーから手を離し、落ち着いて状況を確認しましょう。
現役水道屋ワンポイント
オート洗浄付きトイレでは、詰まりが起きたらウォシュレットのコンセントを抜いて自動洗浄を止めることを覚えておくと安心です。機種によって操作方法は異なりますので、取扱説明書も確認しておきましょう。
水漏れしたら最初にやること
蛇口や給水管から大量に水が漏れている場合は、まず水道メーター横の元栓を閉めましょう。元栓の場所や閉め方が分からない場合は、当サイトの『水道の元栓はどこ?場所と閉め方をわかりやすく解説』もあわせてご覧ください。
やってはいけない② 市販のワイヤーを無理に使う
お風呂の排水が詰まり、ご自身で何とかしようとホームセンターで市販の排水管用ワイヤーを購入されたお客様がいらっしゃいました。ところが、ワイヤーが配管の奥で引っ掛かってしまい、抜くことも押し込むこともできなくなってしまいました。当社へご相談いただきましたが、最終的には床下で排水管を切断し、新しい配管へ交換する工事が必要になりました。市販のワイヤーは使い方を誤ると、かえって修理が大掛かりになることがあります。
現役水道屋ワンポイント
ワイヤーが動かなくなった場合は、無理に引っ張ったり押し込んだりしないことが大切です。状況によっては配管や継手を傷めてしまう可能性があります。
やってはいけない③ 排水管洗浄剤を入れ過ぎる
『たくさん入れた方がよく効くだろう』と考え、市販の固形タイプの排水管洗浄剤を何個も投入していたお客様がいました。しかし、薬剤が配管の途中で溶け切らず、そのまま固形の状態で残ってしまい、それが原因で台所の排水が詰まっていました。このようなケースは決して珍しくありません。洗浄剤は必ず使用方法と使用量を守って使いましょう。
ラバーカップ(すっぽん)の正しい使い方
軽いつまりであれば、ラバーカップで改善することがあります。ポイントは『押す』ではなく『引く』ことです。ラバーカップ内の空気をできるだけ抜いた状態で便器へ密着させ、ゆっくり押し込み、一気に引きます。押し出すのではなく、水の流れを利用して詰まりを動かすイメージです。
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台所の排水つまりを予防するには
油汚れや洗剤カスは少しずつ排水管へ付着します。40~50℃程度のお湯をシンクへため、一気に流すことで汚れの蓄積を抑えられる場合があります。熱湯は配管を傷める恐れがあるため避けてください。
応急処置で改善しない場合は
無理に分解したり、薬剤やワイヤーを何度も使用したりすると、かえって症状が悪化することがあります。応急処置で改善しない場合は、早めに専門業者へ相談することをおすすめします。
まとめ
水まわりのトラブルで一番大切なのは『慌てないこと』です。何度も流さない、オート洗浄を止める、元栓を閉める、無理な作業はしない。この基本を知っているだけでも、多くのトラブルは最小限に抑えられます。水道修理ネクストでは、これからも現場経験をもとに、皆さまのお役に立つ情報を発信していきます。次回は「無料点検」「地域一斉」に注意!現役水道屋が教える訪問営業の見分け方」をお届けします。
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