コラム

止水栓折れ | DIYでの失敗例その2

前回のコラムで壁付き混合水栓をご自分で交換されるときは、水道管を折っちゃう方が多いので気をつけてくださいねっていう記事を書きました。

で、今回は次に多い失敗の「止水栓が折れちゃった」について書こうと思います。

 

蛇口やトイレの修理で一番最初に必ず行うこと

 

蛇口にしてもトイレにしても給湯器にしてもとにかく水まわりの修理や交換をする際に必ず一番最初にやってほしいこと・・・それは必ず水道の元栓を閉めてお水を止めることです。

「そんなのわかってるよ〜」って言われそうですが、ついつい横着をして元栓閉めずに作業しちゃう方がいるんです。

なので、再度確認のためにも書かせていただきました。

水道の元栓の締め方についてはこのホームページのトップに動画を置いていますので、よくわからないなあって方は参考にしてみてください。

 

よくある失敗 | 止水栓折れ

 

で、今回の本題ですが、「止水栓が折れちゃった」です。

これは先ほどの水道メーターのところにある元栓(止水栓)のことではなくて各水まわりにある止水栓のことです。

家庭内の水まわりには元栓を閉めなくても各々水を止めることができる止水栓が設置されている場所があります。

 

  • トイレ(トイレタンクやタンクレストイレに水を送るところの止水栓)
  • キッチン(デッキ式水栓の下の給水・給湯管との接続部分)
  • 洗面所(洗面台下の収納庫内にある給水・給湯管との接続部分)

 

主なところはこんな感じです。(施工によっては止水栓が取り付けられていない場合もあります。)

 

で、先ほどの水道メーターのところの元栓を閉めずに修理しちゃうっていうのは、これらの止水栓で水を止めて作業しちゃうってことです。

場合によってはこの方法もありなのですが、あくまでも各々の止水栓がしっかりしている(あまり経年劣化していない)ことが必須です。

 

ここからが本題で、表題の止水栓折れですがどういったものかご説明します。

 

 

上の画像はアングル止水栓といって多くの水まわりで使われている止水栓です。

この他にストレート止水栓というものもありますが、つくりは概ね似たような感じです。

 

で、この止水栓のオスネジのところに様々な水まわりへとつながるフレキパイプやブレードホースなどがナット締めして接続されています。

 

トイレの水漏れ修理やデッキ式水栓の交換作業などをするときに、止水栓につながった部分のナットをモンキーなどを使って外すのですがこのときに注意が必要です。

画像にあるニップルという部分ですが、経年劣化しているととても折れやすくなっています。

外見上は綺麗でもニップルの内側が錆びてもろくなっていることがあるんです。

特に井戸水をご利用されているご家庭などではこれが顕著です。

止水栓につながったナットを緩める際にグッと力が加わります。

このときに錆びてもろくなっているニップルはいとも簡単に折れてしまいます。

これがよくある「止水栓折れ(ニップル折れ)」です。

 

作業するときに水道の元栓を閉めずにこの修理箇所の止水栓だけで水を止めて作業していると、ニップルが折れてしまったときには水が噴き出して大惨事になります。

なので、止水栓がしっかりしていないときは必ず元栓を閉めて作業してくださいね。

 

この止水栓折れですが、どんな状態になるかというと錆びたニップルが折れてしまい、壁の中の水道管のメスネジのところ(水栓ソケットなど)にニップルのオスネジ部分が残ってしまいます。

この残ったオスネジを綺麗に取り除いてやらないと新しいニップルをつけようにもつけられません。

とっても困った状態になります。

この折れて残ったオスネジ部分を取り除くには「逆タップ」と言った特殊な工具やある程度の経験が必要になります。

こうなってしまうと多くの方はご自分で修復するのは難しいと思います。

 

前々回書いた「軽微な変更」以外の水まわりの修理については私たち専門家にご依頼いただくことをお勧めしますが、もしご自分で何かされるときはこの止水栓折れにも十分注意してくださいね。

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